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高級食材の「ホッキ貝」、破格値販売のわけ=茨城・大洗

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  • 2009年12月31日 19:46
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高級食材の「ホッキ貝」、破格値販売のわけ=茨城・大洗

日本三大民謡のひとつ磯節で「水戸を離れて東へ三里、波の花散る大洗...」とうたわれた茨城県大洗町。東京からは約100キロの太平洋岸にあり、全国有数のオーシャンビュ―水族館「アクアワールド大洗」や、土佐藩と水戸徳川家の深いかかわりを伝える「幕末明治の博物館」にくわえ、近代的なアウトレットモールもあり、首都圏と北海道(苫小牧港)を結ぶ商船三井の沿岸フェリー「ロマンチック海道」の基点にもなっている。

沿岸漁業の基地・大洗町魚市場では、ヒラメやイワシ、シラスやイワガキ、アンコウなど四季折々の魚が水揚げされているが、意外に知られていないが「ホッキ貝」の好漁場であること。別名を「ウバ貝」と呼ばれる「ホッキ貝」は、苫小牧での漁獲高が日本一のため「市の貝」に指定されるほど一般的な寿司ネタ。

ところが驚いたことに、昔から地元茨城での食習慣はない。大洗周辺の漁師は水揚げの際、貝が身を挟む格好から「べろカミ」と呼んで漁獲そのものを嫌う傾向さえある。名産ハマグリは乱獲がたたり水揚げが激減したが、食習慣のなかったホッキは大ぶりのモノが残ったのだ。

暮れも押し迫った27日(日)、大洗町と漁業組合などが合同での「ホッキ祭り」が魚市場一帯で開かれた。鮮魚、干物、新鮮野菜の大売り出しに、マグロの解体ショー、朝取りイワシにシラス丼、ホッキ飯、かき揚げ、つみれ汁の販売など県内外からの来場者約7000人を喜ばせた。

なんと、この日の一番人気は「ホッキ貝」の破格値即売会だ。午前10時販売開始の1時間以上前から、岸壁付近は長蛇の列。通常1個300円前後で販売される「ホッキ貝」がこの日は5個入り1袋が200円。早朝から応援に駆けつけた大洗町の小谷隆亮町長や長嶺家光副町長らの笑顔の中、1トン(約5000個)はまたたく間に販売が完了した。

この日のプランナーである大洗町農林水産課長の小野瀬一弘さんは「今までは見向きもされなかった新鮮で高級な食材ホッキ貝を、町おこしに活用したい」と笑顔で語る。ホッキの貝殻には、消臭、消毒、防虫効果があるとされ、地元の米生産農家には「良質のアルカリ素材、有機栽培に応用できる」との声もある。破格値販売は今後に期待してのこと。役場と漁業組合の取り組みに、弾みがかかりそうだ。

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